ハレクラニの物語は、ワイキキの物語そのものと言えるでしょう。それは20世紀を迎えて間もなく、「ハウ・ツリー」と呼ばれた小さなレジデンシャル・ホテルの建設に端を発します。簡素なビーチフロントの邸宅が1軒と、小さなバンガロー5棟からのスタートでした。
1917年、ジュリエット・キンバルとクリフォード・キンバル夫妻が、このホテルを買い取り、事業を開始します。やがてホテルは、バカンスを楽しむ富裕層のリゾートへと変遷していきます。夫妻はここを「ハレクラニ」――「天国にふさわしい館」と名づけました。
その後、ハレクラニは、シアトル出身のノートン・クラップ家により買収されますが、その頃にはすでに、大きな本館、そして1階建てと2階建てのバンガロー37棟を擁するホテルへと成長を遂げていました。そして1981年、ホテルは三井不動産の所有となります。島の魅力と温かみのあるホスピタリティといった豊かな伝統を守りながらも、世界に通用する、新たな超一流ホテルへとの願いを込めて、改築は進められました。
今日のハレクラニは、創立以来のおもてなしの精神と伝統を守りながらも、最高のサービスをお届けするため、常に挑戦し続けています。改装された本館は、昔の面影を大切に残しつつグレードアップされ、ダイニングや人々の集いの場としての役割を担い続けています。誕生から100年近くを経た今も、本館リビングルームのスカイライトから差し込む光は、ユーカリ材の床に黄金色の輝きを与え、「天国にふさわしい館」に温かい彩りを添えています。
「ヒストリー・ブック」のPDF (英語のみ) をダウンロードするには、 こちらをクリックしてください。